美女と野獣(舞浜)の感想と評価と分析!

おでかけ

美女と野獣は、2022年10月から2024年6月の現在も舞浜アンフィシアターで上演中のロングランミュージカルです。

この公演は、過去に上演された美女と野獣を再構成し、核になる部分はそのまま残し現代の方がたに共感してもらえるような現代風な舞台になっています。

劇団四季と友好関係にある「美女と野獣」。舞浜アンフィシアターでの感想と評価はどのような感じなのか、気になりませんか?

美女と野獣の舞浜は、ディズニーの世界を模倣した劇場です。

美女と野獣の舞浜の感想・評価などを知らないと、観劇する当日見どころや楽しめるポイントなどを見逃してしまうかもしれません。

そこで今回、美女と野獣の世界観が大好きな私が、美女と野獣(舞浜)の感想と評価と分析をしてみました。

この記事を読むと、美女と野獣の舞浜の感想・評価などを知ることができるので、ミュージカルをより一層楽しむことができますよ。

美女と野獣(舞浜)の感想と評価と分析!子供は怖く感じるシーンはどんなシーン?

りか
りか

野獣が登場したとき、ちょっと怖かった…

  • 1幕の野獣の迫力がありすぎる
  • 野獣の怒りに満ちたときの叫び声
  • 野獣の登場シーンの不気味な音楽
  • 暗いシーが怖い

などは子供は怖く感じるかもしれません。

私はもともと大きな音が苦手なので、ミュージカルの世界に入り込んでいるなかでの叫び声や大きな音響などには、いつも以上に怖さを感じてしまいました。

子供と一緒に観劇される方は、ストーリーなどをあらかじめ予習しておいて、音響への心構えをしてからの観劇をおすすめします。

美女と野獣(舞浜)の感想と評価と分析!各キャラクターは?

ママ
ママ

私はベル役の五所真理子さんのていねいな演技が好きなの。

配役の一部と俳優さんの特徴などをご紹介します。

  • ベル…五所真理子さん
  • 野獣(ビースト)…飯田達郎さん
  • モーリス…菊池正さん
  • ガストン…酒井康樹さん
  • ルフウ…山本道さん

ベル…五所真理子さん

ていねいな歌でベルの心の移り変わりを表現しています。

五所さんのチャーミングな演技も見どころです。

野獣(ビースト)…飯田達郎さん

正統派な野獣(ビースト)という印象です。低音でビーストの恐ろしさを忠実に表現しています。

歌にもそのときどきのビーストの心を乗せているあたりも、上手な俳優さんだなと思いました。

モーリス…菊池正さん

温かく優しい父親を演じています。最愛の妻への想いを、決して長くはないセリフに込めているのです。

ガストン…酒井康樹さん

キレのあるダンスと流れのあるセリフ回しが巧みです。

周りの俳優さんと調和のとれたダンスも見どころです。

ルフウ…山本道さん

男らしさを生き生きと表現することが、山本さんの持ち味だと思います。

 

美女と野獣(舞浜)の感想と評価と分析!演出と舞台セットは?

あやこ
あやこ

劇団四季の舞台はきらびやかな舞台セットが多いんだよね

演出と舞台セットがどのような感じなのか、下記で解説します。

演出は

今回の公演は、過去の作品の「美女と野獣」とは少し異なります。

初演のクリエイティブ部員が再度構築したバージョンなのです。

客席がすり鉢型になっていて、ステージが低い作りです。天井が高く音響がいいので、セリフや歌声がはっきりと聞こえます。

これまでの豪華なイメージから、メルヘンな可愛らしさあふれるものになりました。

全体的に鮮やかな色づかいが目立つので、そのぶん小道具が目立たなくなっている印象もあります。

もう少し、色づかいにメリハリがある方がそれぞれの持ち味が生きたかなという感想をもちました。

舞台セット

舞台セットは以前の美女と野獣と比べると、簡素化されています。

以前の美女と野獣をご覧になっている方は、少し物足りなさを感じるかもしれません。

ですが、衣装や小道具には豪華さはありますし、ベルの衣装も鮮やかですてきです。

客席からの舞台

サイドの席だと、扇形の形状の舞台のためか、シーンによっては見にくい場面もでてくるのでチケットをとるときは注意が必要です。

サイド席数列は使われていない席はありますが、見切れてしまう可能性を考慮すると真ん中付近の席を取った方が間違いなさそうです。

座席は2階席がないので、開放的な空間です。

また舞台と客席の距離が近く、俳優さんたちと観客との一体感があります。

前方の客席の方はきっと、俳優さんとの距離の近さに驚きと特別感を感じられますよ。

美女と野獣(舞浜)の感想と評価と分析!音楽や振付は?

りか
りか

私、美女と野獣の音楽、どれも好きなの!

音楽や振付について解説します。

音楽

美女と野獣(舞浜)の音楽や振付は、基本的には原作のディズニー映画の美女と野獣と違う点はありません。

ただ、劇団四季の美女と野獣の公演で歌われていたミュージカルナンバーのいくつかがなくなっています。

ベルのソロ曲「Change in Me」が追加され、ベルの心情の変化が細かく描かれていたと感じます。

音楽はオーケストラの生演奏ではありません。

ただ全体を通して音量が大きいので、大音量が苦手な方には不向きかもしれません。

振付

ステージが円形ということがあり、この形状に合わせた振付だと思わせる場面が数多くあります。

もともとはシルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京としてシルク・ドゥ・ソレイユ専用の常設の劇場として建設されました。

サーカス特有の動きや観客へのパフォーマンスなど、演劇とは異なる部分も多いのではないでしょうか。

このステージにあった振付がされたとしたら、それにも納得がいきます。

 

美女と野獣(舞浜)の感想と評価と分析!物語の進行やテンポは?

ママ
ママ

新バージョンはテンポ感よく物語が進行していくのよ

新バージョンは、物語がテンポ感が良くすすんでいきます。

俳優さんのセリフも心地よく耳に届くのです。

劇団四季の俳優さんのセリフは、とても聞きやすいです。

それは、ひと言ひと言をはっきりと発声しているからです。

劇団四季には独自の発声法があり、母音法、呼吸法、フレージング法の3つで構成されています。

この発声法を用いることで、大劇場の端で観劇している観客でもしっかりとセリフや歌詞を聞き取れるのです。

セリフもまた、テンポ感の良さにつながっているのではないかと思います。

飽きることなくストーリーが進んでいきます。

旧美女と野獣は、休憩を含む上演時間が2時間50分で、現美女と野獣は休憩を含む上演時間は、約2時間25分となっています。

美女と野獣(舞浜)の感想と評価と分析!他のミュージカルとの比較は?

ママ
ママ

半円形状の劇場でみる舞台ってどんな感じなのかな?

舞台の構造の効果が大きいと思いますが、他劇場と比較すると音の広がりに壮大さを感じます。

また、演者と観客とが一つの空間でつながっている感覚を強く感じます。

今までのボックス型の劇場とは異なる半円形状の劇場は、ファンタジー感のある空間が広がっています。

舞浜アンフィシアターは、東京ディズニーリゾート内にあるということもまた、世間とはかけ離れたおしゃれな空間という感覚になります。

美女と野獣(舞浜)の感想と評価と分析!劇場の盛り上がりは?

あやこ
あやこ

盛り上がるシーンを知りたいな

劇場の盛り上がりは、物語の中で数シーンあります。

盛り上がりに欠かせないおすすめシーンを、下記で解説します。

おすすめのシーン1『Be our Gest』

おすすめのシーン1はBe our Gest で、舞台の小道具がとても豪華です。

シャンパン型のセットから火花が出たりなど、華やかな演出がとてもすてきです。

このシーンでは、ベルと野獣の心の距離が少しずつ縮まっていく様子が描かれていて、私は物語に夢中になっていました。

おすすめシーン2『Beauty and the Beast

おすすめシーン2は、Beauty and the Beastです。

曲がとてもきれいで、メロディが耳に心地よく響きます。

ベルと野獣がデュエットし、2人の深い愛を歌に込めるのです。

観客ひとりひとりの心に起こった感動が、劇場いっぱいに広がっていくのを感じられます。

おすすめシーン3『ベルと野獣との出会い

おすすめシーン3は、ベルと野獣との出会いです。

ベルは、野獣のお城に迷い込んでしまうのです。

そこで出会った野獣の外見に、最初は恐ろしさを感じます。

ところが次第に野獣の思いやりや優しさを知り、心ひかれるようになります。

キャラクターの心の変化を俳優さんがとても巧みに表現されていて、私も野獣に恋をしたような錯覚におそわれました。

 

美女と野獣(舞浜)の感想と評価と分析!作品が伝えるメッセージとは?

作品が伝えるメッセージは、真実の愛や人の本質を見るということだと思います。

醜い野獣の姿の心を閉ざした野獣と次第に心を通わせていく中で芽生えるベルの愛が、野獣の姿に変えられた魔法を解くことになります。

人を見た目で判断してはいけない、表面だけでなく本質を見ることの大切さが美女と野獣の作品に込められているのではないでしょうか。

それをベルと野獣(ビースト)が育んでいく愛情から感じることができます。

まとめ

・子供は怖く感じるシーンは、野獣の登場、効果音、暗い場面など
・キャラクターをそれぞれの俳優さんが巧みに演じている姿に感動
・演出は初演が再構築され、舞台セットは初演を簡素化したものになっている
・音楽は全体的に音量が大きく、振付は円形のステージに合わせたものになっている
・物語の進行やテンポは、スムーズに進んでいく
・他のミュージカルとの比較は、半円形状の舞台で表現されるミュージカルは今までのミュージカルで感じる世界とは違うメルヘンな世界
・劇場の盛り上がりは、舞台の小道具や大道具の演出など
・作品が伝えるメッセージは、真実の愛や人を見た目だけではなく本質を見ることの大切さ

ここまで、美女と野獣(舞浜)の感想と評価と分析!について解説してきました。

美女と野獣(舞浜)は、過去に上演された美女と野獣の新バージョンになっています。

ストーリーの根幹部分は変えずに、現代人向けに感動を感じられるような現代風の舞台へと姿を変えました。

新バージョンの美女と野獣(舞浜)を、劇場で楽しんでください。

この記事が、美女と野獣(舞浜)の感想と評価と分析を知りたい方のお役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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